(仮称)つくば市総合運動公園基本構想(案)
平成 26 年 3 月
目 次
■ 基本構想の位置づけ ... 1
1 つくば市の現況... 1
1-1 地形・土地利用 ... 1
1-2 土地利用規制 ... 4
1-3 都市基盤整備 ... 5
1-4 スポーツ施設の整備状況 ... 7
1-5 既往調査の整理 ... 10
2 総合運動公園整備の必要性 ... 12
2-1 課題の抽出 ... 12
2-2 上位計画の位置づけ ... 19
2-3 総合運動公園の必要性 ... 22
3 基本方針 ... 23
4 導入施設及び規模の設定 ... 24
4-1 導入スポーツ施設の検討 ... 24
4-2 各種スポーツ施設の規模 ... 27
4-3 総合運動公園の必要敷地面積の算出... 32
4-4 スポーツ施設以外の施設・機能等... 33
5 計画位置の選定... 38
5-1 計画位置選定のための条件整理... 38
5-2 候補地の調査 ... 39
5-3 候補地の評価 ... 46
5-4 計画位置の選定 ... 63
6 施設配置計画... 64
6-1 現況把握... 64
6-2 計画位置の分析 ... 65
6-3 ゾーニング ... 66
6-4 配置計画... 69
6-5 イメージ図 ... 70
7 整備スケジュール ... 72
8 管理運営方法の検討について ... 73
8-1 官民連携による公園管理運営の必要性... 73
8-2 つくば市の都市公園管理運営の現状... 73
8-3 都市公園の管理運営の近年の動向... 76
8-4 官民連携方策の導入方法例 ... 79
9 概算事業費... 82
9-1 整備費概算 ... 82
9-2 維持管理費概算 ... 83
■ 基本構想の位置づけ
この構想は,総合運動公園の整備に当たって,「基本方針」や「導入スポーツ施 設」,「整備スケジュール」など,今後策定する基本計画に向けて基本的な考え方 をまとめたものです。
今後は,この基本構想を踏まえて,また,本市の財政状況や既存施設の有効利用 及び導入スポーツ施設の必要性等を精査しながら,施設の内容や規模について更に 検討を行い,基本計画策定につなげていきます。
1 つくば市の現況
1-1 地形・土地利用
(1) 自然的条件
① 位置・面積
本市は,茨城県の南西部に位置し,本県の県 庁所在地である水戸市から南西に約 50km,東 京から北東に約 50km,新東京国際空港から北 東に約 40kmの距離に位置している。また,南 北に約 30.4km,東西に約 14.9kmと南北に長 い形状で,面積は 284.07㎢となっている。 ② 地形
本市は,北端に標高 877mの筑波山を有し, 南端に牛久沼を臨み,市全体として,筑波山, 筑波・稲敷台地,桜川低地で構成されている。 市に広がる台地上の標高は,約 20m~30mで, 関東ローム層に覆われたほぼ平たんな地形を している。
③ 気候
年平均気温は 14.5℃,年間降水量は 1,282.0 mmである(いずれも平成 25 年の数値)。内 陸性の気候で1月から2月には最低気温が-5℃程度まで下がることもあり,昭和 27 年2 月5日には,-17.0℃を観測している。冬は, おろし(冬に局地的に吹く北や北西からの冷た く乾いた季節風)の一種である「筑波おろし」 が吹く。一方,夏は暑く,猛暑日になることも ある。
(2) 社会的条件
① 人口・世帯数
つくば市全域の人口は増加し続けているが,平成 22 年には人口増加率が 大きく低下している。しかし,つくばエクスプレス沿線地区以外は,平成 23 年以降は,回復傾向にある。
② 産業
市内の就業者は,平成 22 年 10 月現在 99,865 人であり,昭和 50 年の 46,233 人からすると2倍強となっている。また,昭和 50 年における第1次産業の 割合が,全体の約 42%であったのに対し,平成 22 年では約3%まで割合が 減少しており,農業従事者等が著しく減少している。
出典:統計つくば平成 24 年度版
-40.0% -20.0% 0.0% 20.0% 40.0% 60.0% -2.0% -1.5% -1.0% -0.5% 0.0% 0.5% 1.0% 1.5% 2.0% 2.5% 3.0%
(TXの み) つくば市内人口増加率
TX沿線地区
市全域 研究学園地区
0 50,000 100,000 150,000 200,000 250,000 H 10 H 11 H 12 H 13 H 14 H 15 H 16 H 17 H 18 H 19 H 20 H 21 H 22 H 23 H 24 (人) 人口の推移(研学地区,周辺地区,TX沿線地区)
TX沿線地区
研究学園地区 周辺開発地区
周辺開発地区
③ 土地利用
土地の利用状況は,平成 25 年度固定資産概要調書によると,総面積 284.07km2の内,宅地 60.019 km2 (21.1%),農地 112.591km2 (39.6%),
その他 111.461km2 (39.2%)となっている。
用地 総面積 宅地 農地 その他
面積(km2) 284.071 60.019 112.591 111.461
④ 交通
本市は,広域交通ネットワークの核となるつくばエクスプレスの開業に より,東京都心への交通利便性が格段に向上した。市内には,つくば駅, 研究学園駅,万博記念公園,みどりの駅といったつくばエクスプレス沿線 の駅が整備されている。
国際交通としては,首都圏第3の空港となる茨城空港の開業に加え,首 都圏中央連絡自動車道の開通により,成田空港からの所要時間が大幅に短 縮されることで海外からのアクセスが容易になる。
1-2 土地利用規制
(1) 区域区分・用途地域
本市は,昭和 41 年 12 月 28 日に全域,研究学園都市計画区域(28,407ha)に 指定されている。研究学園都市計画区域では,昭和 48 年 12 月 28 日に当初線 引き(区域区分の決定)が行われ,現在では,市街化区域が 5,347ha(18.8%), 市街化調整区域が 23,060ha(81.2%)となっており,8割以上が市街化を抑制 すべき地域となっている。
(2) 農業振興地域
本市では,農業振興地域 22,057ha が指定され,その内農用地区域として 6,772ha が定められている。
(3) 地域森林計画の対象森林
本市では,森林法第 10 条の8の規定に基づ き,造林から伐採までに至る森林整備及び施業 の共同化・合理化に関する基本的事項を定めた 「つくば市森林整備計画」を策定している。
(H25.4 現在)
(4) 自然公園(国定公園)
優れた自然風景や景観,野生のままの動植物 などを多数有する筑波山麓は,自然公園法に基 づき水郷筑波国定公園に指定されている。
第1種低層住居 専用地域:898ha
第1種低層住居 専用地域:17ha
第1種中高層住居 専用地域:722ha
第二種中高層住居 専用地域:341ha 第1種住居
地域:343ha 第二種住居地域:
1,863ha 準住居地域:2.6 ha
近隣商業地域:174ha 商業地域:165ha
準工業地域:274ha 工業地域:38ha
1-3 都市基盤整備
(1) 道路
市内の市道の舗装率は 71.4%(H25.4 現在)で ある。
都市計画道路は 74 路線,計画延長約 231.36k mが都市計画決定されており,約 178.04kmが 整備済みとなっている。
(2) 公園
市内の都市計画公園は,街区公園が 10 箇所, 近隣公園が 23 箇所,地区公園が3箇所,総合 公園が1箇所,運動公園が2箇所の 121.93ha が都市計画決定されており,110.73ha が整備済 みとなっている。
(H24.4 現在)
(H24.4 現在)
出典:2005 つくば市都市計画マスタープラン 出典:2005 つくば市都市計画マスタープラン
凡 例
国 道 ( 4車 線 以 上) ( 4車 線 未 満)
主要地方道 ( 4車 線 以 上) ( 4車 線 未 満)
一般県道 ( 4車 線 以 上) ( 4車 線 未 満)
(3) 上下水道
つくば市の上水道普及率 92.4%,下水道普及率は 81.3%となっている。
給水・供用人口 普及率
H16.3 現在 H25.4 現在 上水道 198,954 人 67.2% 92.4% 下水道 175,618 人 74.0% 81.3%
※給水人口については,簡易水道事業給水人口含む。
凡 例
市街化区域 既認可給水区域 既設送水管 新設送水管 既設導水管 既設配水管 新設配水管 新設配水場等 既設配水場 ○ 浄水場 △ 井戸
凡 例
市街化区域 流域下水動幹線 公共下水動幹線
◎ 汚水中継ポンプ場(流域) ◎ 汚水中継ポンプ場(公共) ○ 流域下水道への接続点 (H25.4 現在)
1-4 スポーツ施設の整備状況
(1) 陸上競技場
市内には,筑波大学に日本陸上競技連盟第3種公認の陸上競技場があるもの の,公共施設として市民に開放された陸上競技場は存在しない。
(2) グラウンド
本市には,下表の軟式野球場,硬式野球場,ソフトボール場,サッカー場, 多目的広場などがあり,市民に広く開放されている。
№ 施設名 所在地 施設の内容 利用者数
(H24年度) 照明
1 大池公園 北条1477-1 野球場(軟式,ソフトボール) 6,701
2 つくばウェルネスパークスポーツ
フィールド 山木1562 多目的広場 9,301 あり
3 セキショウ・チャレンジスタジアム
(フットボールスタジアムつくば) 山木1562 サッカー場 56,790 あり
4 花畑近隣公園 花畑3-11-5 ソフトボール場(無料) 1,110
5 吉沼野球場 西高野821 野球場(軟式,ソフトボール) 6,627
6 大崎公園 緑ヶ原4-5 野球場(軟式,ソフトボール) 3,035
7 豊里多目的広場 高野1197-20 野球場(ソフトボールは2面可) 10,742
8 東光台運動公園 東光台5-1-2 野球場(硬式,軟式,ソフトボール) 10,888
9 さくら運動公園 金田1603 野球場(硬式,軟式,ソフトボール) 15,731 あり
10 桜南スポーツ公園 並木3-21-2 野球場(軟式,ソフトボール) 4,187
11 洞峰公園(県営) 二の宮2-20
野球場(軟式,ソフトボール) 3,431
多目的フィールド(サッカー・ラグビー等) 8,073
フィールドアスレチック(無料) -
12 手代木公園 松代5-11 野球場(軟式,ソフトボール) 10,734
13 小貝川スポーツ公園 高良田455-1 野球場(硬式,軟式,ソフトボール) 8,811
14 谷田部野球場 谷田部5665 野球場(軟式,ソフトボール) 10,468 あり
15 谷田部多目的広場 谷田部5210 多目的広場
ゲートボール場 5,540
16 羽成公園 観音台1-27 野球場(軟式,ソフトボール) 4,105
17 高崎サッカー場 高崎14-1 サッカー場 15,949
18 高見原ソフトボール場 高見原3-5-1 ソフトボール場 6,701
19 茎崎運動公園 下岩崎
2160-10
野球場(硬式,軟式,ソフトボール) 13,566 あり
多目的広場 18,788
20 あしび野多目的広場 泊崎521-1 多目的広場(無料) 3,857
合計 野球場(ソフトボール場含む) サッカー場 多目的広場等
15球場 2面 7箇所
(3) 体育館
本市には下表のような公共の体育館があり,市民に広く開放されている。
№ 施設名 所在地 施設の内容 (H24年度)利用者数
1 筑波総合体育館 北条1477-1 アリーナ(バスケット2面,バレーボール2
面,バトミントン6面),柔剣道場 31,778
2 大穂体育館 筑穂1-10-4 アリーナ(バスケット1面,バレーボール1
面,バトミントン2面) 15,367
3 吉沼体育館 西高野821 アリーナ(バスケット1面,バレーボール2
面,バトミントン3面) 25,679
4 豊里柔剣道場 今鹿島4262 柔剣道場 15,519
5 豊里体育館 高野1197-20
アリーナ(バスケット1面,バレーボール2 面,バトミントン6面,フットサル1面,観 客席(150席)
17,931
6 東光台体育館 東光台
5-13-5
アリーナ(バスケット1面,バレーボール1
面,バトミントン3面) 19,625
7 桜総合体育館 金田1608
アリーナ(バスケット1面,バレーボール2 面,バトミントン6面,卓球場,柔剣 道場,観客席(467席)
112,015
8 洞峰公園体育館(県営) 二の宮2-20 アリーナ(バスケット2面,バレーボール3
面,バトミントン6面),観客席(400席) 44,741
9 谷田部総合体育館 谷田部4711
アリーナ(バスケット2面,バレーボール2 面,バトミントン6面),トレーニングルーム卓 球場,柔剣道場,弓道場
63,038
10 つくばカピオ 竹園1-10-1
アリーナ(バスケット2面,バレーボール2 面,バトミントン8面),観客席(1,036 席)
107,025
合計 バスケットボール バレーボール バトミントン 柔剣道場 観客席あり 13面 17面 46面 4箇所 4施設
(4) プール
本市には下表のような公共の屋内・屋外プールがあり,市民に広く開放さ れている。
№ 施設名 所在地 施設の内容 期間 (H24年度)利用者数
1 花畑近隣公園 花畑3-11-5 25m・幼児用 屋外 7・8月 6,886
2 二の宮公園 二の宮1-15 25m・幼児用 屋外 7・8月 11,456
3 洞峰公園(県営) 二の宮2-20 50m 屋内 通年 135,604
4 つくばウェルネスパーク 山木1565 25m・幼児用 屋内 通年 166,765
5 ふれあいプラザ 下岩崎2164-1 フィットネスプール 屋内 通年 14,109
(5) テニスコート
本市には下表のような公共のテニスコートがあり,市民に広く開放されて いる。
№ 施設名 所在地 コート 面数 利用者数
(H24年度) 照明
1 大池公園 北条1477-1 人工芝 2面 4,680
2 筑波北部公園 北原1 ゴムチップ 4面
21,024 あり
ハード 8面
3 台山公園 緑ヶ原2-4 ハード 2面 3,327
4 豊里テニスコート 高野1197-20 ハード 3面 10,811
5 さくら公園 豊里の杜
2-87-48 ハード 2面 2,833
6 豊里ゆかりの森テニスコート 遠東676 ハード 2面 2,575
7 東光台運動公園 東光台5-1-2 ハード 2面 6,248 あり
8 さくら運動公園 金田1603 ハード 2面 11,841 あり
クレー 3面
9 竹園東公園 竹園3-7 ハード 2面 7,353
10 桜南スポーツ公園 並木3-21-2 ハード 2面 9,890
11 かつらぎ公園 春日2-39-3 ハード 2面 8,026
12 二の宮公園 二の宮1-15 ハード 6面 22,615
13 洞峰公園(県営) 二の宮2-20 人工芝 6面 61,490 あり
14 手代木公園 松代5-11 ハード 3面 15,421
15 科学万博記念公園 御幸が丘6 ハード 5面 14,709
16 小貝川スポーツ公園 高良田455-1 ハード 2面 2,403
17 谷田部テニスコート 谷田部5210 ハード 3面 22,987 あり
人工芝 2面
18 羽成公園 観音台1-27 ハード 2面 6,358
19 ファミリースポーツ公園 菅間269-1 ハード 1面 1,292
20 茎崎運動公園 下岩崎2160-10 人工芝 6面 47,309 あり
クレー 2面
1-5 既往調査の整理
つくば市において,これまでに検討を行った,(仮称)つくば市総合運動公園整 備候補地調査(平成 10 年6月)及びつくば市総合運動公園基本構想(平成 12 年3月策定)について整理する。
(仮称)つくば市総合運動公園整備候補地調査報告書
○計画の基本姿勢
・交通アクセスが便利な位置で,広範囲なスポーツと収容力のある施設整備が望 まれる。
・広域避難地となりうる防災機能を持たせる。 ○計画公園の規模
主な運動施設を考えると,約14haの面積が必要となり,運動施設以外の多目的 広場や修景施設,園路や駐車場等の面積を確保するためには,約28ha~約42haが 必要となる。
施設等の名称 敷地面積 内容等
総合体育館 7,000㎡ 2階
陸上競技場 31,000㎡ 2種公認
野球場 23,000㎡ 1面
サブ野球場 34,000㎡ ソフトボール4面
サッカー・ラグビー場 20,000㎡
テニスコート 20,000㎡ 16面,スタンド付
プール 5,500㎡
合 計 140,500㎡
○計画位置の選定
つくば市における公園の整備状況,計画を考慮すると,筑波地区,豊里地区,大穂 地区に公園が少なく,偏りが見られる。地域のバランスを考え,北部三地区の中 で候補地の選定をすることが望ましい。
番号 地区名 面 積
① 水守 約 38ha
② 若森・佐 約 35ha
③ 作谷 約 50ha
④ 要 約 40ha
⑤ 小田 約 35ha
⑥ 栗原 約 45ha
つくば市総合運動公園基本構想
平成10年に実施した,候補地調査で掲げられた候補地7地区から,3地区に候補地 を絞り,基本構想がとりまとめられた。
候補地:
○基本構想 1 基本方針
① テーマ 『健康』『環境』 ② 基本方針
a スポーツの魅力を楽しめる場 b 現況の自然環境を活かす場 c 市民の交流の場
d 大学および国,民間研究機関とタイアップ e 市民の手による育む公園
番号 地区名 面積
① 水守 約38ha
② 若森・佐 約35ha
⑥ 栗原 約45ha
『環境』 『健康』
まちの
ひと
『コミュニティ』
「こころ」と「からだ」の健康を育む まちのみんなの
【健康の森】
2 総合運動公園整備の必要性
少子高齢化が進む我が国が「経済大国」から「生活大国」に舵をきり,物質的な 豊かさから自然や精神的な豊かさ,本当の意味での Quality of Life(生活の質) を重んじる社会の重要性がさけばれて久しい。
現在,子どもの体力低下や高齢化の進行,また市民マラソンブーム等の健康志向 の変化を受けてスポーツが見直されている。公園緑地は,市民の多様な余暇活動や 健康増進のためにより一層その役目を果たすことが期待されている。
本章では,市民(様々な主体)の意向,今後の社会動向の変化に対応した公園整 備のあり方や市の総合的な施策の展開等の視点から,望ましい公園整備の一つの方 策として,総合運動公園整備の必要性を示す。
2-1 課題の抽出
課題1 市民が身近にスポーツできる環境整備
「つくば市スポーツ活動に関する調査(平成 25 年1月調査)」によると,成 人の週1回以上のスポーツ実施率(一定期間に一定回数のスポーツを実施した割 合)は,国の 47.5%(文部科学省 体力・スポーツに関する世論調査平成 25 年 1月調査),茨城県の 43.4%(県政世論調査 平成 24 年度調査)に比べ,本市 では 40.3%と国,県より,週1回以上のスポーツ実施率は低い状況となってい る。
同様に,成人の週3回以上のスポーツ実施率をみると,国が 24.3%であるの に対し,本市が 17.0%となっている。
40.3 42.4
38.4
43.4 45.2
41.5
47.5 48.0 47.1
0.0% 10.0% 20.0% 30.0% 40.0% 50.0% 60.0%
総数 男性 女性
つくば市 茨城県 国
17.0 18.7 23.2 24.3 25.7 15.4 -10.0% 0.0% 10.0% 20.0% 30.0% 40.0% 50.0% 60.0%
総数 男性 女性
つくば市 国
一方,スポーツ活動に関する調査によると,スポーツの欲求について質問した ところ,「もっと,健康になりたい」と思う割合が約 86%と最も多く,続いて, 「もっと,体力をつけたい」が約 85%,「もっと,楽しみたい」が約 79%,「も っと,運動・スポーツをしたい」が約 76%となっている。また,運動不足を感 じている人の割合は,男性が約 78%,女性が約 84%となっている。
このことから,市民が身近にスポーツのできる環境整備が必要であるといえ る。
課題2 高齢者がスポーツをより一層楽しめる環境整備
「平成 25 年度つくば市民意識調査」では,本市のスポーツ・レクリエーショ ンの取り組みに対する市民の満足度は,特に 60 歳以上の者の満足度が低い。高 齢になるに従いスポーツを通して仲間との交流を求める人の割合は増加傾向に ある反面,シルバークラブや地域のスポーツ振興会等への参加者数は減少傾向に ある。
こうした団体は新しい加入者が入らないことにより高齢化が進んでいる。ま た,ゲートボールなど以前人気があった高齢者向けスポーツの人気低下などの課 題もあげられる。
一方で,本市の高齢化率は,平成 12 年度では 12.7%であったが,平成 26 年 度には 18.1%となることが見込まれており,急速な高齢化が進むことが予測さ れる。
これらのことから,高齢者が健康で生きがいをもって,安心していきいきと暮 らせるまちづくりを実現するために,高齢者の社会的な活動への参加や生きがい づくり,健康増進,地域での仲間づくり等,高齢者がスポーツをより一層楽しめ る環境整備が必要である。
課題3 障害者スポーツの振興
障害者スポーツの振興策として横浜市では,障害者文化センター(横浜ラポー ル),北九州市では北九州市障害スポーツセンター「アレス」など障害者スポー ツや障害者へ対する支援等だれもが気軽にスポーツやレクリエーションを楽し めるような取り組みが進められている。つくば市においても障害者スポーツとし て下表に示した取組が行われているが,障害者の支援体制の確立や連携体制の構 築,障害者がスポーツを楽しむための環境が整っていない。
取組名 主催者 概要
障 害 児 ス ポ ー ツ教室
つくば市障害福 祉課
障害児の体力増強・交流・余暇の充実等 を図るため,また,集団行動により社会 生活の基盤を築き,自立と社会参加の参 加の促進を図ることを目的として,いき きプラザにおいて,障害児スポーツ教室 を開催している。(土曜日の午前中を前半 と後半にわけ,定員 10 名にて,年 10 回 開催)
お ひ さ ま サ ン サ ン 生 き 生 き まつり
つくば市社会福 祉協議会(市受 託事業として)
障害者,市民,ボランティア団体などが 協力してスポーツ等を行うとともに,障 害者等が創意工夫を凝らして制作した作 品を展示・販売している。
みんなでDO! スポーツ
つくば市社会福 祉協議会
市内の知的障害者を対象に,スポーツを 通して地域との交流や仲間づくりを推進 するための講座を開催している。
本市の障害者スポーツ団体やグループは,それぞれの認識の基にスポーツ教室 や競技スポーツを実施していることから,行政の関与によらない運営を重んじる ところもある中,必要に応じて団体やグループ間の連携を支援していくことが想 定され,障害者スポーツの振興と合わせ,スポーツ振興と障害者福祉との観点か ら関係部局が連携して課題解決に取り組むことが必要となっている。さらに,ス ポーツ施設の整備においても,障害者スポーツ振興のための施設整備が必要であ る。
課題4 スポーツ団体の育成と組織基盤の充実
スポーツ活動に関する調査では,市民のスポーツクラブへの参加率は男性が 8%,女性が 12%である。一方,スポーツクラブへの参加を希望する人は男性が 54%,女性が 38%いる。
スポーツクラブへの参加を希望する人の割合が,実際にスポーツクラブへ参加 している人の割合の約4倍以上も高い状況は,スポーツクラブへの参加を希望し ている市民が,身近に参加することができるスポーツクラブ等が不足しているこ とが考えられます。本市のスポーツクラブや地域スポーツ振興会等の育成を行 い,スポーツをするための組織基盤を充実させることが求められる。
課題5 教育・研究機関との連携拠点の整備と連携体制の構築
スポーツ活動に関する調査では,筑波大学の事業に対する市民の要望は非常に 高く,多くの要望が 80%程度となっている。本市と筑波大学とが連携してスポ ーツ事業を展開し,「スポーツのまちつくば」を実現させていくことへの期待は 大きい。
一方本市には,聴覚障害 者と視覚障害者のみを受け 入れる我が国で唯一の高等 教育機関である筑波技術大 学が立地している。「眼や耳 からの情報取得に制限のあ る学生が,バリアのない教育
環境で思う存分勉強し,持っ ている能力を開花させ,より 良い社会自立をしてほしい。 障害者のリーダーとして社 会に参画・貢献してほしい」 という願いを実現するため の大学である。
(出典:つくば市スポーツ推進計画) (出典:つくば市スポーツ推進計画)
現在,筑波大学,筑波技術大学,県立医療大学(茨城県稲敷郡阿見町)の三大 学連携事業として「障害者スポーツ大会」が毎年開催されている。こうした取り 組みをより一層推進・支援するために,地元の教育・研究機関との連携拠点を整 備することが望ましい。
教育・研究機関との連携拠点の整備とともに,障害者スポーツのあり方や支援 方法,安心・安全に障害者がスポーツを楽しめる環境の整備方法(プログラム, 材料等)について企画,運用等に対する協働研究が可能となる連携体制の構築が 必要となる。
課題6 スポーツを通じた国際交流拠点の整備
国際的なスポーツ大会として,2019 年は,ラグビーワールドカップ,また, 2020 年には,東京オリンピック・パラリンピックの開催など大規模なスポーツ 大会が行われる。国際大会のキャンプ地の誘致は,国内外からのスポーツ選手や 観光客との交流を深めるのによい機会となる。
開催年 名 称 概 要
2019 年
ラグビーワー ルドカップ 2019
2019 年(平成 31 年)に開催予定の第 9 回ラグビー ワールドカップは,2009 年(平成 21 年)7 月 28 日 に行われた国際ラグビー評議会(IRB)の理事会に て,日本で開催することが決まった。アジア地域で 初の開催となる。
2020 年
東京 2020 オ リンピック・ パラリンピッ ク
東京オリンピックは,2020 年(平成 32 年)7 月 24 日から 8 月 9 日まで東京都で開催される予定の第 32 回夏季オリンピック,東京パラリンピックは,2020 年(平成 32 年)8 月 25 日から 9 月 6 日まで東京都 で開催される予定の第 16 回夏季パラリンピックで ある。
アジアで開催される夏季オリンピックは北京オリ ンピック(2008 年)以来 12 年(3 大会)ぶり 4 回 目, 夏季パ ラリ ンピッ クは 北京 パラリ ンピ ック (2008 年)以来 12 年(3 大会)ぶり 3 回目であり, 夏季オリンピック・パラリンピック共に東京での開 催は 56 年ぶり 2 回目で,アジア初の同一都市による 複数回開催となる。
ラグビーワールドカップや東京オリンピックの際は,参加国は開催地近郊に一 流の練習施設・滞在施設を有した地域をキャンプ地として選ぶ可能性が高いと思 われる。2002 年日韓ワールドカップの際の中津江村とカメルーンの交流は有名 であるが,本市においても市民の国際的な交流のためのまたとない機会が訪れ る。
また,施設整備の面についてはオリンピックやワールドカップといった国際的 なスポーツ大会後も,国内のトップスポーツ(サッカーJ1 の開催や国際親善試 合等)が利用できるような施設整備が望まれる。
課題7 スポーツ大会等の効率的な運営のための施設整備
平成 24 年度に本市において,複数会場で開催したスポーツ大会は下表のとお りである。今後は,様々なスポーツ大会等の効率的な運営を図ることができる施 設整備が必要である。
団体 大会名 参加者数 場所
野球 (成人)
春季大会 77 チーム 吉沼野球場,東光台運動公園,豊里多 目的広場,さくら運動公園,桜南スポー ツ公園,谷田部野球場,茎崎運動公園 市民大会
(秋季)
78 チーム 吉沼野球場,東光台運動公園,豊里多 目的広場,さくら運動公園,桜南スポー ツ公園,谷田部野球場,茎崎運動公園 野球
(スポーツ少年団)
本部長杯 17 チーム 大池公園,大崎公園,東光台運動公園, 豊里多目的広場,さくら運動公園,谷 田部野球場,茎崎運動公園
市長杯 32 チーム 大池公園,吉沼野球場,大崎公園,東 光台運動公園,豊里多目的広場,さく ら運動公園,桜南スポーツ公園,谷田 部野球場,茎崎運動公園,手代木公園, 羽成公園,高見原ソフトボール場 サッカー 市長杯 24 チーム 茎崎運動公園,高崎サッカー場,セキ
ショウ・チャレンジスタジアム,つくば ウェルネスパークスポーツフィールド ソフトボール 連盟杯大会 25 チーム 大崎公園,豊里多目的広場,桜南スポー
ツ広場,羽成公園,高見原ソフトボー ル場
市民大会 24 チーム 大池公園,大崎公園,豊里多目的広場, 桜南スポーツ広場,羽成公園,高見原 ソフトボール場
テニス 春季大会 274 人 北部公園,科学万博記念公園,谷田部 テニスコート,二の宮公園,茎崎運動 公園
市民大会 266 人 北部公園,科学万博記念公園,谷田部 テニスコート,二の宮公園,茎崎運動 公園
バドミントン 第 38 回 団体戦
480 人 筑波総合体育館,吉沼体育館,東光台 体育館,つくばカピオ,桜総合体育館, 谷田部総合体育館
第 39 回 団体戦
課題8 スポーツに携わる者への育成支援と拠点整備
本市において今後トップチームとしての活躍が期待される団体として,下表の チームがある。
競 技 名 チ ー ム 名 所属リーグ等
バレーボール つくばユナイテッド Sun GAIA 2012/13V・チャレン ジリーグ
サッカー(男子) ジョイフル本田つくば FC 茨城県リーグ1部 サッカー(女子) つくば FC レディース 茨城県リーグ バスケットボール つくばロボッツ 新リーグ NBL
こうしたトップスポーツを目指すチーム・団体と地域のスポーツとの連携が行 われ,地域における様々な好循環が創出されることが期待される。また,「みる」 スポーツの推進やプロスポーツを通じたまちづくりを展望する場合には,シンボ ルとなるトップスポーツチームが必要となる。そのためには,トップアスリート の育成支援,トップチームの支援,将来を担う青少年スポーツの育成支援やその ための指導者の育成支援といった地域全体での支援体制の構築が必要といえる。
2-2 上位計画の位置づけ
つくば市における総合運動公園を検討するに当たり,準拠すべき上位計画は以 下のとおりである。
各計画の主な点について,次ページ以降に示す。 ◆上位計画
計 画 名 策定年
第3次つくば市総合計画 (H17.3)
つくば市都市計画マスタープラン (H17.3)
つくば市緑の基本計画 (H17.3)
つくば市スポーツ推進計画 (H26.3)
つくば市地域防災計画 (H22.3)
第3次つくば市総合計画
○基本構想
【第1章 将来像】
安心の創造
子どもからお年寄りまで,すべての人が安心して暮らしていくために,子育て環境の整備や医療・福 祉制度の充実を図ります。また,市民の幅広い参加のもとに,スポーツやレクリエーション活動の充実 を図ります。
【第3章 施策の大綱 第1節 自然と都市が調和した快適で住みよいまち(快適の創造)】
4 公園・緑地
魅力ある都市公園の維持・整備を推進するとともに,樹林地などの緑を活用した公園緑地の整備を図 ります。
【第3章 施策の大綱 第7節 健やかな人を育む教育・スポーツのまち(育みの創造)】
5 スポーツ振興
市民が主体となり,いつでも,だれでも,どこでも気軽に体感できるスポーツプログラムを構築し,健 康増進と体力づくり,市民相互の交流促進を図ります。そのために,市民のスポーツ活動の拠点となる 機能を充実させるとともに,指導者の育成を図ります。また,各種競技大会の誘致や地域密着のスポー ツイベントを開催し,スポーツのまちづくりを促進します。
○基本計画
【第1章 施策104 魅力ある公園・緑地の保全と創出】
10402 公園の整備推進 ・大規模公園の整備検討
市民の総合的なスポーツ・レクリエーション活動の拠点となる総合運動公園等の整備について検討 を進めます。
【第5章 施策504 障害者福祉の充実】
50403 障害者の社会参加の促進
・障害者の社会参加機会の充実
① 障害者のスポーツ,文化活動を支援するとともに,余暇時間の充実を図り,障害者の社会参加機会
の創出に努めます。
② スポーツ・文化活動の支援を実施することにより,市民との交流を通して,障がい福祉について意
識啓発を促進し,障害者の参加しやすい環境づくりに努めます。
③ 障害者が安心して社会参加できるよう,各種ボランティア等による支援の充実を図ります。
④ おひさまサンサン生き生きまつりやチャレンジアートフェスティバル等のふれあい事業を実施
し,障害者と市民の交流を促進します。
【第7章 施策705 スポーツ・レクリエーションの振興】
70502 スポーツ・レクリエーション環境の充実 ・スポーツ・レクリエーション施設の整備
幅広い市民の積極的な利用を図るため,市民の総合的なスポーツ・レクリエーション活動の拠点とな る総合運動公園などの整備について検討するとともに,関係部署と連携しながら,健康増進施設等の 更なる活用方法と市民のニーズに応じた総合型スポーツクラブの設立を検討します。
つくば市都市計画マスタープラン
【第3章 全体構想 第5節 公園・緑地の整備方針】
2 公園・緑地区の整備方針
(1) 公園・緑地の整備(総合運動公園の整備)
つくば市緑の基本計画
【第6章 緑の推進施策の方針 8 つくばライフを楽しむ緑の拠点づくり】
2) 都市公園などの整備
都市公園は,研究学園地区において計画的に配置されている一方で,周辺地区においては,公園緑地 などのオープンスペースは不足しています。
このような状況を踏まえ,今後は都市公園を市民1人当たり10㎡以上を確保することを目指すとと もに,多様な手法を含めて公園や緑地などのオープンスペースを地域にバランスよく確保していくよ う努めます。
(具体的施策)
・さくら運動公園の拡張整備や茎崎運動公園の施設整備 ・総合運動公園・公園墓地などの整備検討
つくば市地域防災計画
【第2章 災害予防計画 第2節 地震に強いまちづくり】
第1 防災まちづくりの推進
(4) 防災拠点や避難地となる都市公園,緑地の整備の推進
防災拠点や避難地となる都市公園,緑地等の整備を推進するとともに,既存の都市公園等を防災公園 に指定し,これらの公園において耐震性貯水槽,ヘリポートなどの災害応急対応施設の整備を行うこと により,公園の防災機能の一層の充実を図る。
つくば市スポーツ推進計画
【第5章 施策の推進のために取り組む事項及び連携体制の強化
第1節 施策の推進のために取り組む事項】
1 総合運動公園の整備
つくば市民が望む,つくば市の規模や構想に相応しい,施設や設備を備えた総合運動公園をいつで も,だれでも,気軽にスポーツを楽しめる施設として整備する。また,関連する団体や機関との連携 を図り,国際的及び全国的な規模のスポーツイベントの誘致や国際交流事業を企画し,施設の有効活 用を図り,つくば市民がよりスポーツに親しむ機会を提供する。
3 障害者スポーツの推進のための組織の整備
障害者スポーツの推進のために,関連する行政組織及びその他の関連団体との間での組織的連携や 実施体制を構築し,関連する事業及び取り組みを企画,立案し,実施する。
つくば市・茎崎町合併まちづくり計画-新市建設計画-
【Ⅲ 新市建設の基本方針】
2. “新生つくば”の将来像
(1)環境都市つくば ① 環境都市つくば
「先進的環境共生のまち」を目指して,「環境に与える負荷の少ない循環型のまちづくり」,「快適 な生活を送ることができるまちづくり」,「愛着の持てる郷土のまちづくり」を進めます。
【IV 地球環境と共生するまち】 1. 環境に配慮するひとづくり
(2)緑のまちづくり
② 公園・緑地保全
2-3 総合運動公園の必要性
これまでに抽出した課題は,以下のとおりである。8つの課題から,誰もが楽 しめ,スポーツに関わる様々な人の連携や交流の拠点となる一体的な総合運動公 園の整備が必要である。
課 題 の 整 理
1 市民が身近にスポーツできる環境整備
2 高齢者がスポーツをより一層楽しめる環境整備 3 障害者スポーツの振興
4 スポーツ団体の育成と組織基盤の充実
5 教育・研究機関との連携拠点の整備と連携体制の構築 6 スポーツを通じた国際交流拠点の整備
7 スポーツ大会等の効率的な運営のための施設整備 8 スポーツに携わる者への育成支援と拠点整備
上位計画ではこれらの課題に加え,市民が安全で快適な生活を送るための防災 機能や環境への配慮を兼ね備えた施設の必要性が求められている。
本市では,これまで市民や市議会において,つくば市の自治体規模からすれば, 公認の競技施設が必要だという要望が多く,総合運動公園整備に向けた検討を進 めてきた。
また,平成 25 年9月には,つくば市民など 11,232 名の署名による総合運動公 園の早期整備に関する要望書が提出されるなど,スポーツ活動の拠点となる施設 の整備が望まれている。
3 基本方針
スポーツは,心身の両面に影響を与える文化活動の一つであり,健康の保持増進, 体力の向上に資するとともに,明るく豊かで活力に満ちた社会の形成や,人間形成 に良好な影響を与える。
つくば市では,「スポーツで“つながる”まちつくば」を基本理念とした「つく ば市スポーツ推進計画」を策定し,「子ども」「高齢者」「障害者」「成人」がお互い にスポーツでつながりあい,人間関係を築くためにスポーツを推進することを目指 している。
また,筑波研究学園都市としての特性を最大限活用し,つくば市にしかできない, つくば市ならではの人財・知財をいかした総合運動公園の整備を目指していく。
これまで整理してきたつくば市の「課題」「上位計画」などを踏まえ,スポーツ を「する人」「みる人」「支える人」「創る人」など,様々な「つながり」や「交流」 の場として,以下のとおり基本方針を設定する。
基 本 方 針
1 市民に愛され,だれもが気軽にスポーツを楽しめる公園づくり
2 市民の総合的なスポーツ・レクリエーション活動の拠点となる公園づくり
3 国内外のスポーツ公式試合の開催が可能となるハイレベルな運動公園づくり
4 つくば市ならではの人財・知財をいかした,産学官連携による公園づくり
5 市民の生命を守るための防災機能を積極的に備えた公園づくり
4 導入施設及び規模の設定
4-1 導入スポーツ施設の検討
(1) 運動公園に導入する一般的なスポーツ施設
都市公園に関する文献等から,運動公園に導入するスポーツ施設等について 整理する。
① 都市公園法(昭和三十一年四月二十日法律第七十九号)
都市公園法施行令(昭和三十一年九月十一日政令第二百九十号)では, 「4 法第二条第二項第五号の政令で定める運動施設」として次のように記 されている。
一 野球場(専らプロ野球チームの用に供されるものを除く。),陸上競技場, サッカー場(専らプロサッカーチームの用に供されるものを除く。),ラ グビー場,テニスコート,バスケットボール場,バレーボール場,ゴル フ場,ゲートボール場,水泳プール,温水利用型健康運動施設,ボート 場,スケート場,スキー場,相撲場,弓場,乗馬場,鉄棒,つり輪,リ ハビリテーション用運動施設その他これらに類するもの及びこれらに 附属する観覧席,更衣所,控室,運動用具倉庫,シャワーその他これら に類する工作物
二 前号に掲げるもののほか,都市公園ごとに,地方公共団体の設置に係 る都市公園にあつては当該地方公共団体が条例で定める運動施設,国 の設置に係る都市公園にあつては国土交通大臣が定める運動施設 ② 都市緑地の計画と設計(彰国社)
「都市緑地の計画と設計」では,運動公園に導入するスポーツ施設とし て次のように記されている。
陸上競技場,サッカー場,ラグビー,ホッケー,アメリカンフットボー ルのための競技場,バスケットボール,バレーボール,バドミントンなど のコート,野球場,ソフトボール場,相撲場,弓道場,水泳プール,体育 館,音楽堂,植栽地,駐車場,夜間照明施設などを設ける。さらに付属施 設として,観客席・更衣所・控室・運動用具倉庫・シャワーなどを設ける が,最近は身体障害者も利用できる対応が必要であり,また健康・体力相 談室,談話室などを設けることが望まれる。
③ 屋外体育施設の建設指針
「屋外体育施設の建設指針」((公財)日本体育施設協会)では,運動 公園の運動施設の計画として次のように記されている。
(2) つくば市のスポーツ施設に関する課題からの検討
つくば市の現況や総合運動公園整備の必要性で検討した課題から,総合運動 公園に必要なスポーツ施設を検討する。
① スポーツ施設の整備状況からの検討
多くのスポーツ種目は,市内のスポーツ施設で開催しているが,陸上競 技については,市内に公共の陸上競技場が整備されていないことから筑波 大学,或いは他市の陸上競技場を使用してつくば市の大会を開催している。
また,プールについては,市内に公認の 50mプールが未整備であり,市 営プールとしては,25mプールと幼児用プールのみである。
陸上競技場,屋内プール ② 市民要望からの検討
市民要望から各スポーツ施設の老朽化への対応,陸上競技場を含めた総 合運動公園の整備,施設数不足等への対応,公認スポーツ施設の整備が求 められている。
陸上競技場,総合体育館(柔剣道場含む),野球場,テニスコート, サッカー場,ラグビー場,屋内プール
③ トップチーム育成,一流スポーツ観戦の視点からの検討
トップチームの育成や連携を図っていくための活動拠点が整備されていない。 また,一流スポーツをつくば市内で観戦したいという市民の要望が高く, トップ選手のプレーが観戦できるようなスポーツ施設の整備が望まれている。
陸上競技場,サッカー場,総合体育館(柔剣道場含む), 屋内プール,テニスコート等
④ 障害者スポーツ振興の視点からの検討
障害者スポーツ大会等に対応できる施設や障害者の公園・スポーツ利用 が可能な施設の整備が必要である。
アーチェリー,フライングディスク,フットベースボール等の障害者 スポーツに対応した施設,車いすバスケット等に対応した体育館等
⑤ 国際大会,全国大会,県大会の誘致の視点からの検討
つくばエクスプレス,首都圏中央連絡自動車道等のインフラ整備による 立地条件をいかした国際大会の誘致や国民体育大会などの全国大会,各種 競技の茨城県大会の開催も可能な施設整備が必要である。
2019 年:第 74 回国民体育大会,第 19 回全国障害者スポーツ大会,ラグビ ーワールドカップ 2019
2020 年:東京 2020 オリンピック・パラリンピックの開催
(3) 導入スポーツ施設の選定
導入スポーツ施設については,複合的な利用や国際大会等大規模な大会に も対応できる整備を目指すこととし,市民の日常利用から,障害者スポーツ 全般に対応できる施設とする。
また,導入するスポーツ施設は以下のとおりとする。
なお,導入スポーツ施設については,今後策定する基本計画において,詳 細を検討する。
・第1種公認陸上競技場(補助競技場:第3種公認陸上競技場含む) ・ラグビー兼サッカー場
・テニスコート
・アーチェリー場,弓道場
・総合体育館 ・屋内プール
・その他のスポーツ施設
4-2 各種スポーツ施設の規模
(1) 陸上競技場
① 施設概要
日本陸上競技連盟による第1種公認陸上競技場の整備を目指す。併せて (公財)日本サッカー協会のスタジアム標準クラス1の規格を目指す。 ② 規模
第1種公認陸上競技場は,補助競技場として,第3種公認陸上競技場が 必要となるため,補助競技場も併せて整備する。
(ア) 第1種公認陸上競技場全体面積・・・・・・・・・・・・45,000 ㎡
施設名 面 積
フ ィ ー ル ド 20,000 ㎡
ス タ ン ド 25,000 ㎡
(イ) 補助競技場(第3種公認陸上競技場)全体面積・・・・・22,000 ㎡
施設名 面 積
フ ィ ー ル ド 20,000 ㎡
ス タ ン ド 2,000 ㎡
③ 規格
(ア) 第1種公認陸上競技場
項 目 規 格 そ の 他
トラック規格
1周の距離:400m
レーン数:8レーンまたは9レーン レーン幅:1.22m
直走路:115m以上
全天候舗装
インフィールド規格 106m×69m 天然芝
ス タ ン ド
収容人数:25,000 人以上
更衣室 : 300 人以上(収容)
器具庫 : 2箇所以上(500 ㎡以上) 浴場またはシャワー室:男女各2箇所以上 雨天走路:メインかバックスタンド側
(舗装材は全天候舗装)
その他 : トレーニング場(ウェイト・トレーニン グ場を含む),事務室,書庫,設備室, 会議室,控室,便所等
方 位
競技場の長軸を南北方向または,北北西から南南東方 向にとる。また,観覧席を設ける場合,メインスタン ドをトラックの西側に設ける。
(イ)補助競技場(第3種公認陸上競技場)
項 目 規 格 そ の 他
トラック規格 第1種公認陸上競技場と同様 全天候舗装 インフィールド規格 第1種公認陸上競技場と同様 天然芝舗装
ス タ ン ド
収容人数:相当数
器具庫 :2箇所以上(200 ㎡以上) その他 :更衣室,シャワー室,便所等 方 位 第1種公認陸上競技場と同様
(2) ラグビー兼サッカー場
① 施設概要
IRB (International Rugby Board)の規定によるラグビー場の整備を目指 し,サッカーやアメリカンフットボールにも対応できるようにする。 ② 規模
ラグビー兼サッカー場全体面積・・・・・・・・・・・・・・20,000 ㎡
施設名 面 積
グ ラ ウ ン ド 15,000 ㎡
ス タ ン ド 5,000 ㎡
③ 規格
項 目 規 格 そ の 他
グ ラ ウ ン ド 164m×90m 芝舗装
ス タ ン ド
収容人数:5,000 席
その他 :スコアボード,更衣室,シャワー室,事 務室,設備室,控室,放送室,便所等 方 位 長軸を南北方向,スタンドは西側
(3) テニスコート
① 施設概要
国民体育大会の競技会場と同等の施設整備を目指す。 ② 規模
テニスコート敷地面積・・・・・・・・・・・・・・・・・・17,000 ㎡
施 設 名 面 積
テニスコート 15,000 ㎡
③ 規格
項 目 規 格 そ の 他
コ ー ト 数 20 面 砂入り人工芝 ス タ ン ド 収容人数:1,000 席
クラブハウス 事務室,便所,シャワー室,更衣室,倉庫,機械室, 控室等
方 位 コートの長軸方位(X°):12°14’~13°39’ (つくば市の北緯:36°05’09”)
(4) アーチェリー・弓道場
① 施設概要
国民体育大会や全国障害者スポーツ大会の競技会場と同等の施設整備を 目指す。
② 規模
アーチェリー・弓道場全体面積・・・・・・・・・・・・・・21,000 ㎡
施 設 名 面 積
フ ィ ー ル ド 20,000 ㎡
ス タ ン ド 300 ㎡
そ の 他 700 ㎡
③ 規格
項 目 規 格
フ ィ ー ル ド
弓道:12 人立
アーチェリー:24 人立 140m×140m
ス タ ン ド 収容人数:300 席(据付式:50 人×3段×2箇所) そ の 他 事務室(受付),倉庫,更衣室,便所等
方 位 的の位置を北側とする。(アーチェリー主体)
(5) 総合体育館
① 施設概要
総合体育館はメインアリーナ,サブアリーナ,柔剣道場,多目的運動室 (ダンスの練習・トレーニング室),障害者スポーツ学習室等を有する施 設とする。
メインアリーナは,競技用バレーボールコート3面以上が設置可能な規 模とする。
トップスポーツの試合が開催可能な規模とし,観客席は 3,000~5,000 席 以上を設置する。
② 規模
総合体育館全体面積・・・・・・・・・・・・・・・・・・・14,000 ㎡
施 設 名 面 積
メインアリーナ
競技床 2,100 ㎡
観客席 3,000 ㎡
その他 300 ㎡
サブアリーナ 競技床 1,400 ㎡
その他 200 ㎡
柔剣道場 2,500 ㎡
多目的運動室 1,000 ㎡
健康相談・体力測定室 500 ㎡
その他 3,000 ㎡
③ 規格
項 目 規 格
メインアリーナ
競技床 バレーボールコート3面(60m×35m) 収容人数 3,000~5,000 席(アリーナ席含む)
その他 倉庫等
サブアリーナ 競技床面積 バレーボールコート2面(40m×35m) その他 倉庫等
その他 多目的運動室,事務室(受付),軽食スペー ス,更衣室,シャワー室,便所等
(6) 屋内プール
① 施設概要と利用方針
屋内プールは,(公財)日本水泳連盟のプール公認規則による公認 50m 国際基準競泳プールの整備を目指す。また,子ども,リハビリテーション にも利用可能な 25mプール,幼児用プールを設置する。
② 規模
屋内プール全体面積・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・7,000 ㎡
施 設 名 面 積
5 0 m プ ー ル (水面)約 1,250 ㎡ (その他)2,200 ㎡ 2 5 m プ ー ル
幼 児 用 プ ー ル
(水面合計)約 550 ㎡ (その他)500 ㎡
③ 規格
項 目 規 格
5 0 m プ ー ル
L50.02m×W2.50m×10 コース 収容人数:1,000 席
用具庫,プールサイド,記録室,採暖室等 2 5 m プ ー ル
幼児用プール
L25.02m×W2.50m×5 コース,幼児用プール(15m ×15m),プールサイド
そ の 他 事務室,更衣室,便所,シャワー室,軽食スペース 等
(7) その他のスポーツ施設
① 施設概要と利用方針
多目的グラウンド,スポーツコート,ジョギングコースなどを整備する。 ② 規模
4-3 総合運動公園の必要敷地面積の算出
「4-2 各種スポーツ施設の規模」より,総合運動公園に必要な各スポーツ施 設の必要な敷地面積を以下に示す。
施 設 名 施 設 面 積
第1種公認陸上競技場(補助競技場含む) 67,000 ㎡
ラグビー兼サッカー場 20,000 ㎡
テニスコート 17,000 ㎡
アーチェリー・弓道場 21,000 ㎡
総合体育館 14,000 ㎡
屋内プール 7,000 ㎡
その他のスポーツ施設 55,000 ㎡
合計 201,000 ㎡
総合運動公園を計画する際には,運動施設の利用価値を高めることはもとより,余 裕を持った配置にすることが理想とされている。また,都市公園法施行令において, 運動施設の面積が当該公園面積の 50%を超えてはならないとされている。
このため,総合運動公園の必要敷地面積は,上記のスポーツ施設面積から算出する と,以下となる。
20.1 ha ÷ 50(%) = 40.2 ha
4-4 スポーツ施設以外の施設・機能等
(1) 駐車場
総合運動公園の駐車場台数の算定では,一般乗用車の必要駐車台数とバス専 用駐車場の必要台数の算出を行い駐車場の必要面積の算出を行う。
① 一般乗用車駐車場必要台数 (ア)公園利用者数の予測
■都市公園利用実態調査からの利用者予測
総合運動公園の平均入園者数は「都市公園利用実態調査(平成 19 年度) 国土交通省,財団法人公園緑地管理財団」の結果より,運動公園の平均利 用可能面積(ha)当たりの利用者数から算定する。
利用者数の算定にあたっては,公園総面積約 40.0ha のうち,40%が樹林 地・植栽地等であると想定すると,公園の利用面積は,24.0ha となる。
都市公園利用実態調査の全国調査から,運動公園における休日と平日 1 日の平均利用者数を算出すると以下のとおりである。
休日=5,880 人(245 人/ha×24.0ha) 平日=3,168 人(132 人/ha×24.0ha)
また,公園での最大時利用者数(ピーク時)は,上記利用者数(平均日) に平均在園時間を考慮して,1 日の利用回転率を乗じて算出する。
休日:平均在園時間=2.07 時間,回転率=1/2.5 より
休日の最大時利用者数(同時滞在者数)=5,880×1/2.5=2,352 人
平日:平均在園時間=1.15 時間,回転率=1/3.3
平日の最大時利用者数(同時滞在者数)=3,168×1/3.3=960 人
■総合運動公園の利用想定からの利用者予測
総合運動公園の導入スポーツ施設における利用想定からの算出を行い, 利用者数を予測する。
導入スポーツ施設の利用者数(収容力)
・陸上競技場=25,000 人(スタンド収容力)→通常時:80 人(陸上競技場) ・サッカー場=100 人(25 人/チーム×4チーム)
・テニスコート(12 面)=120 人((平均5人/組×2組)×12 面) ・スポーツコート=60 人(15 人/チーム×4チーム)
・多目的グラウンド=80 人(20 人/チーム×野球4チームを想定) ・アーチェリー場=20 人(2人×10 的)
・屋内プール=170 人(10 人×10 レーン(50mプール),10 人×5レーン (25mプール),20 人(幼児用プール))
・体育館=160 人(20 人/チーム×3コート(メインアリーナ),20 人/チー ム×2コート(サブアリーナ),15 人×4面(柔剣道場))
・広場等のその他のレクリエーション空間=4,000 人
(自然公園園地適正密度 10 ㎡/人「自然公園施設の計画」の 2.0 倍を想定)
以上より「利用想定」からみた公園利用者数は,4,790 人と 29,710 人(陸 上競技場スタンド収容時)の2パターンとなる。なお,第1種公認陸上競 技場のスタンドが満席となる状況は特殊要因として,一般乗用車用駐車場 台数の算定にあたっては,別途考慮するものとする。
■公園利用者数の予測
都市公園利用実態調査の最大値=2,352 人と利用想定の最大値=4,790 人 には約 2,500 人程度の差がある。
都市公園利用実態調査は,年間の休日の平均値であり,利用想定は公園 内すべての施設と空間が利用される年間のピーク時期と考えられる。その ため,計画基準日の利用者数は2つの値の中間値で設定する。
(イ)自動車利用率の想定
平成 23 年度つくばセンター地区の交通動態と公共駐車場需要の将来推計 調査(財団法人つくば都市交通センター)より,つくば市民各年齢層の私 事目的による自動車分担率を下の表に示す。
5~ 9 歳
10~ 14 歳
15~ 19 歳
20~ 24 歳
25~ 29 歳
30~ 34 歳
35~ 39 歳
40~ 44 歳
45~ 49 歳
50~ 54 歳
55~ 59 歳
60~ 64 歳
65~ 69 歳
70~ 74 歳
75~ 79 歳
80~ 84 歳
85 歳 ~ 合計 S63 47.2% 48.4% 27.2% 60.6% 79.0% 71.3% 73.3% 75.4% 70.1% 59.4% 54.9% 40.2% 50.5% 49.7% 33.6% 29.5% 16.3% 62.2% H10 74.6% 63.7% 29.9% 60.0% 79.4% 76.1% 78.1% 90.6% 90.6% 83.2% 73.5% 71.8% 55.5% 59.0% 46.7% 41.2% 25.2% 72.8% H20 58.2% 67.8% 20.0% 45.3% 68.3% 64.7% 65.6% 75.0% 75.0% 82.0% 86.4% 78.8% 65.5% 73.4% 66.8% 50.1% 49.9% 66.6%
上の表より,自動車分担率を自動車利用率とすると,総合運動公園駐車 場必要台数の算定における自動車利用率は 66.6%とする。
(ウ)駐車場必要台数の算定
(ア)(イ)の結果から,駐車場の必要台数を計画基準日の最大時利用者 数に自動車利用率と 1 台当たりの平均乗車人員から算出する。
必要台数=最大時利用者数×利用率(%)÷2.0 人(平均乗車人員/台) 自動車利用率=66.6%
3,571 人×66.6% ÷ 2.0 人=約 1,200 台
車いす使用者用駐車場については,「都市公園の移動円滑化整備ガイドラ イン」より,全駐車台数が 200 を超える場合は,当該駐車場台数に 1/100 を乗じてえた数に 2 を加えた数以上の車いす使用者用駐車場を設置すると ある。これに基づき,算出すると車いす使用者用駐車場は以下のとおりと なる。
1,200×(1/100)+2 =14 台
以上より,総合運動公園における駐車場の必要台数は,以下とする。
② バス専用駐車場の必要台数
第1種公認陸上競技場最大集客数 25,000 人を満席とする大会は,ごく限 られているため,この規模の大会が行われた場合は,公共交通のピストン輸 送等を行い対応する。
第1種公認陸上競技場を除くと,本構想の整備計画で最大の集客数のある 施設はラグビー兼サッカー場となる。ラグビー・サッカー等の県大会準々決 勝時を想定した場合,大会出場8チームが最大のバス利用となり,8台のバ スが必要となる。
また,各チームの応援団が貸切バスを利用するとした場合,応援団の人数 は,1チームあたり 80 人と想定すると,
80 人/チーム × 8チーム = 640 人となる。 貸切バスの乗車人数を1台当たり 40 人とすると,
640 人 ÷ 40 人/台 = 16 台 のバスが必要となる。 以上より,バス専用駐車場の必要台数は,以下とする。
バス専用駐車場必要台数:8台 + 16 台 = 24 台
③ 駐車場面積の想定
駐車場に必要な面積の算出にあたっては,一般乗用車1台を6m×2.5m (駐車帯)×2(通路)=30.0 ㎡,バス1台を 13m×3.5m(駐車帯)×2(通 路)=91 ㎡として算出すると以下のとおりとなる。
(2) 障害者スポーツ学習室
障害者スポーツ学習室では,利用者,大学,行政,医療,企業が共同し,障害 者スポーツに関わる相互の意見交換や学習,開発,実践が可能な施設を目指す。
また,同室は障害者だけでなくリハビリテーションにも利用が可能な施設と する。
(3) スポーツ医・科学センター
スポーツ診療,体力測定,各種スポーツ教室,トレーニングルームやプールを 使った体力づくり等,専門スタッフが市民の健康で豊かな生活をサポートする。
また,競技団体や研究機関等の連携・協力により,スポーツ医学・スポーツ
(4) ユニバーサルデザイン
子どもから高齢者までのあらゆる人々が,安全で快適にスポーツ・レクリエー ションを楽しむことができるように,緑あふれる環境の中で,利便性がよく, 「都市公園移動等円滑化整備ガイドライン」及びユニバーサルデザインに配慮 した施設の整備が必要である。
(5) 防災機能
災害時における広域避難地となりうる防災機能を持たせ,災害応急対策施設 (備蓄倉庫,耐震性貯水槽,ヘリポート等),避難収容施設を整備し,近隣住 民の緊急避難地,消防活動拠点などの一時避難地から,広域避難地までの機能 を整備する。
(6) 雨水流出抑制機能
総合運動公園は,広大な面積を必要とするため,雨水排水流出量の抑制を図 る。そのため,グラウンドの散水やトイレの洗浄水等への有効利用を計画する とともに,流出量を抑制するためのオンサイト貯留や調整池等の検討も行う必 要がある。
(7) 自然エネルギーの有効利用
電気設備の設置に当たっては,太陽光発電などの利用を積極的に行い,非常 時の電力確保に努める。
総合運動公園に計画する陸上競技場,総合体育館,屋内プール,各スポーツ 施設のスタンド等は大規模な屋根等を有するため,屋根からの雨水集積が相当 量見込まれる。雨水を受水槽または,地下ピットに貯留することにより,トイ レの洗浄水や散水等への有効利用に努める。
(8) 公共交通機能の充実
平常時には,つくば市コミュニティバス「つくバス」の公園敷地内への停留 所の設置に加え,大規模な大会時には,路線バスの臨時運用を考慮した臨時バ ス専用停留所の設置が望ましい。バスの停留所は,駐車場とは別途にバスロー タリー及び,利用者のための広い滞留スペースがあることが安全で円滑なバス 利用につながる。
(9) その他の公園施設